ITF-JAPAN トップ > テコンドーギャラリー > 第13回 世界マイクロ級王者  田部 師範メッセージ



第13回 世界テコンドー選手権大会(韓国)  組手マイクロ級王者
田部豊和 師範(4段) からテコンドー愛好家へのメッセージ


      46.jpg       田部豊和 師範(4段)
      岡澤道場 所属
        → プロフィール(岡澤道場 公式サイト)


生意気かもしれませんが、世界大会に優勝した事実はあまり自分では大きな事とは思っていません。
その目的の為に向かって来た意志と行動、
それと身体が小さいコンプレックスを克服出来た事が自分の宝だと思っています。

日本代表として出場する為の、いわゆる…辛いと言われる強化練習。
日本の代表なのだから乗り越えなきゃ行けない…と思うか、
乗り越えたら世界チャンピオンになれる!と思うかの違いが大きいと思います。
前者は事務的ですが、後者は意志と希望があり、楽しいと感じます。
また、どうせ皆と同じ事をやるなら、もっと辛い事をやれと珍しく偏屈な考え方をし、
すべての練習は両足にウェイトを着けてこなしました。

世界で一番練習し、テコンドーが好きという証明を、世界のテコンドー家と試し合う場…それは楽しい。
日本にもこんなにテコンドーが好きな奴がいるのか、と世界のテコンドー家に魅せてやりたかった。

決勝では三回の延長戦。
なかなか旗が挙がりません。
しかしそんな事は関係無く、私がテコンドーを好きな想いは不動。
また、どこの道場で練習していようが、テコンドーを好きでいるのも不動。

試合後、決勝の相手とそのお父様とは仲良く写真を撮りました。
言葉は通じなくても、想いは万国共通に通じる物だと勉強させてもらった瞬間。

試合や組手で対戦相手になんとかうまく勝つ、という技術よりも、
それよりも大事な熱い想いをテコンドーを学ぶ人たちに伝えていきたいと思います。
それがまた、世界チャンピオンになるよりも難しく楽しい…。

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