テコンドーの競技は下記4つの種目に分類されます。
トゥルではテコンドーの技の正確性を競います。
トゥルの試合では選手が1対1で一つのトゥルを行い、審判の判定で勝敗が決定します。判定の要素には、力強さ、バランス、技の正確性などがあり、これらを総合して判定が下されます。団体戦においては同一チームの複数の選手が同一のトゥルを行い、各選手のリズムが一致しているか、といった団体ならではの評価も判定要素に加えられます。テコンドーの動作の美しさが最も現れる競技です。
マッソギ(組手)ではテコンドーの技による戦術力を競います。
マッソギは手と足に防具(有級者は面着用)を付け、ライトコンタクトによるポイント制で行われ、2分2ラウンド(延長1分)で獲得したポイント数の高い選手が勝者となります。競技者のレベルによって各大会によってはラウンド数に若干差異があります。ポイントは技の難易度に応じて規定されており、上段への蹴りや跳んでからの蹴りや突きのように難易度の高い技ほど高いポイント(最高3ポイント)が与えられます。
また、組手(マッソギ)の試合では体重による階級制がしかれており各階級毎にトーナメントが進められます。
(シニア男子)
マイクロ級(50〜54kg未満)
ライト級(54〜63kg未満)
ミドル級(63〜71kg未満)
ヘビー級(71kg〜80kg未満)
ハイパー級(80kg以上)
(シニア女子)
マイクロ級(48〜52kg未満)
ライト級(52〜58kg未満)
ミドル級(58〜63kg未満)
ヘビー級(63kg〜70kg未満)
ハイパー級(70kg以上)
テコンドーの身上とするスピード、激しさが最も現れる競技です。
テコンドーで指定されるの手技(正拳や手刀)と足技を以って一撃必殺の破壊力を試す競技です。
試割用の木板を一撃で何枚割れるかを複数の選手で競い、他者より多くの板を破壊した選手が勝者となります。
テコンドーの技による破壊力が最も表現される競技です。
どれだけ高い、または遠い場所にある目標(木板)を蹴り技で破壊するか、というテコンドー競技者の攻撃レンジの広さを競い合うものです。
障害物を隔てて置かれた距離の遠い所に存在する目標や高い所に設置された目標を跳び蹴りで破壊できればポイント獲得となり、数種類の課題をこなした結果最も高得点をマークした選手が勝者となります。
テコンドー競技者の運動能力の高さが窺われ、バネと柔軟性、さらに技の正確さが最も要求される競技です。